9月30日(月曜日)曇り

<こらこら>

<ロサンゼルスおみやげ話 最終回>

ロサンゼルスの住宅街には、日本のようなゴミの共同収集場所というものがない。各家庭には、キャスターとふたが付いた、子供が2〜3人立って入れるほどの馬鹿でかいゴミ箱が市から支給されていて、ゴミの日にはこれを家の前の道路に出しておく。ゴミの収集車は各家庭を回って、長いアームでこのゴミ箱を持ち上げて逆さにし、収集車の荷台にどんどんゴミを集めていく。
共同収集場所がないから、「ゴミを出すのが遅れたので隣町まで捨てに行く」とか、「普通ゴミの日に知らん顔して粗ゴミを捨てちゃう」、なんてことは出来ないのである。



アメリカのフリーマーケットといえば規模も知名度もダントツなのが、毎月第2日曜に開催されているロサンゼルスの「ローズボウルフリーマーケット」。
巨大なバンに商品をいっぱい詰めこみ、セラー(出店者)が全米各地から集まってくる。このフリーマーケットには日本から来るバイヤー(買い付け業者)も多く、特に古着のエリアはさながら日本人街のようになる。

ローズボウルでは、金属製でメッシュかごのついた大きなカートが必需品である。買った商品はどんどんこのカートに入れて押して歩くのだ。


こんなやつ。

でも日本からのバイヤーは、こんなカートまでは日本に持って帰れないので、多くはタイヤつきの折りたたみキャリーにダンボール箱をくくりつけて引っ張っている。箱はそのまま梱包して日本に送る。現地で調達できるものは極力利用し、仕入れ代金以外に余分なお金は使わない。これ彼らの極意。

あるとき、このローズボウルで異様で大きな物音にみんなが振り向くと・・・。
日本人の女の子が、あのでかいゴミ箱をカート代わりに引っ張っていたそうだ。買った商品をどんどんそこに入れながら。

おいおい、なんぼ現地調達っちゅうても、それはあかんでしょ。
しかもゴミ箱やし。どっからパクってきたんや。




9月29日(日曜日)やっぱり鬱陶しい雨模様

<ルールは守る>

<ロサンゼルスおみやげ話 その4>

アメリカは、決められたルールを守る国である。
たとえば車社会ゆえのこんな話。



「車線変更」
片側に数車線もあるフリーウェイ。日本の高速道路に比べて路面状態が悪く道路はつぎはぎだらけ。走行中のタイヤからは大きなロードノイズが鳴りひびき、あちらこちらの段差にはハンドルを取られる。それに加えてみんな制限速度ぎりぎりでぶっ飛ばしている。
こんなフリーウェイでの車線変更は、慣れない運転者にとっての一大事である。しかし驚いた事に、ウィンカーを出している車を入れさせまいと車間距離を詰めたりする意地の悪い車はいない。

「CAR POOL LANE」
フリーウェイの一番内側車線。本線がいくら渋滞していようと、この車線だけはガラガラ。ここは2名以上乗車の車だけが走れるレーンなのだ。道路の利用者に無駄な車を減らす意識を持たせて、渋滞を緩和し、環境を保護するのが目的である。滅多に違反する車はいない。取り締まりは厳しく、違反すれば約3万円の罰金。

「障害者専用駐車スペース」
ショッピングセンターや公共施設の駐車場には、必ず数台分の車椅子マークの駐車スペースがある。出入り口に近い一番便利な場所が割り当てられているため、日本の場合は平気な顔して健常者が車を止めるが、アメリカではそんなバカモノは皆無である。障害者が使えなくなるからだ。これも違反すると約3万円の罰金。

「交差点」
郊外のストリートでは、大きな交差点を除き信号のない交差点が多い。歩行者が渡るのが見えれば車は止まるし、複数の車が交差点に同時に進入すれば、1台ずつ譲り合って進む。歩行者がいようと止まらず、交差点ではわれ先にと突っ込んでくる日本とは大違いである。

「決められたルールはちゃんと守る」

円滑に社会が動くためにはルールが不可欠である。だからそれを破ったら当然罰則がある。ルールを守る事は個人個人のモラルと自主性に委ねられる。めちゃくちゃ当たり前のことなのに、勤勉で真面目と言われている日本人が、これを一番苦手としているのはなぜなんだろう。



9月28日(土曜日)

<住みたいけど>

<ロサンゼルスおみやげ話 その3>



ここは紘子さんちのテラス。ダイニングとリビングから出入りが出来る。
ここには野鳥が餌をついばみに訪れ、リスがいたずらをしにやって来る。丘に沈むサンセットを眺めてお茶を飲み、月を見ながら食事をする。夏でもいい風が通り抜けるので、このお宅にはクーラーは要らない。

お気に入りのアンティークに囲まれて、こんなところでゆったりと暮らせたらどんなに素敵だろう。休みの日は家から出ぇへんね、きっと。



犬を散歩させているのは生活に余裕がある証拠なので、そのような地域は比較的治安がよく安全、とされている。ハリウッドサインの見えるストリート、パームツリー、広い道幅と歩道の芝生、長いエントランスの大きな家。ロサンゼルスの郊外は、まるで映画そのままの暮らしだ。

でもひとついいですか。
ここの人たち、わんこのうんちを片付けないのはなんで?
芝生にごろごろですけど。



9月27日(金曜日)雨

<自分のことは自分でする>

<ロサンゼルスおみやげ話 その2>
写真は紘子さんのご自宅のキッチン。シェフのご主人が料理をされることも多いので、業務用器具なんかも並んでいます。日本人の「カントリー」というと、雑貨屋さんみたいにやたらと飾り付けちゃってなんだかうるさいだけ、みたいな事がありがちですが、「機能的」と「遊び」がうまくミックスされたこんなキッチンなら素敵です。






食料品の消費量の多いアメリカ、スーパーマーケットではご存知のように野菜も果物も全て大きく山積。やたらとでかいお菓子のボックスやコークの3リットルボトルなんてのも見る事が出来る。


このスーパーでは、大きなレジカウンター全体がベルトコンベアになっている。日本みたいに、その上にかごごと置いてはだめ。お客さんはかごの中の商品を自分で出して、このベルトコンベアの上に並べなくてはならない。その時、自分の商品と次の人の商品がごっちゃにならないように、備え付けのプラスチックバーを仕切りとして置く。
レジの係りは足元のスイッチでコンベアを操作して、少しずつベルトを前に動かしながら商品のバーコードをスキャンしていく。

「なんでそんなもん自分でせなあかんねんな!」
少なくとも大阪のおばちゃんには絶対に受け入れられへんシステムやね。



9月26日(木曜日)曇りのち雨

<パサデナ>

滅多に雨の降らないロサンゼルス、到着の日に雨を降らせたのは私です。お久しぶり、店長です。更新サボりましてすみません。

<ロサンゼルスおみやげ話 その1>
今回、現地での買い付けに同行していただいたのは、私たちが大変お世話になっている、ロス在住で京都のアンティークショップ「L.A.SOHO」オーナーの紘子さんご夫妻。最高に楽しく、素敵なお二人です。

パサデナで立ち寄った小さなショップ。
店主は、金髪を短く立たせ派手なアロハを着たハンサムなお兄ちゃん。年代物のキルトやレースのドレスなどを買い、カウンターで一時の立ち話。

すると紘子さん。
「あのお兄ちゃん、オカマやね。」
「お、オカマっすか!? わかるんですか?」
「うん、間違いない。うちの主人とばっかり話ししてるやろ。それにあの話し方は絶対や」
言われてみれば仕草といい目線といい、怪しいといえば怪しい。

パナソニックやね」
「パナソニック?なんすかそれ?」
「パナソニック>家電品>炊飯器>おかま」

なんのこっちゃ。(松下さん、ごめんなさい)

※ロスには「パナソニック」が多いらしいです。いい男だと思ったらホモばっかで、ボーイフレンド不足のため女の子が困ってるとか。
日本の若者よ、チャンスだ。目指せロス。



9月12日(木曜日)晴れ

<旅は楽し>

ロスの99セントオンリーショップ(100円ショップみたいなもんです)で「チャイニーズカンフー」というおもちゃを見つけた。手足が動くフィギアなのだが、絣(かすり)の着物みたいな変な空手着に日の丸の鉢巻。
おー、ちょっとそれミステイクでえす。

 


長距離空路機内の個人用テレビは結構内容充実。数本の映画や、ゲーム、機外カメラにナビゲーション、コントローラーの裏には飛行機電話、と、到着までの10時間を退屈させない工夫が。
#あ、そうそう、10月にロードショー予定の「チェンジングレーン」、一足先に見ることができたが、これは面白かった。この秋のお勧めでございます。

往路、隣りのシートは日本人のおじいちゃんの一人旅。旅なれた様子で、しかも英語が堪能。
おじいちゃん、ワインを飲みながらの食事のあと、ヘッドホンからはゆったりとしたクラシックでも流れているんでしょうか、すやすやとおやすみです。
こちらも一眠り、と思ったその時。

「ふへへへへ・・・へへへ・・・ほへへへへへへ・・・」

おじいちゃん、落語やね。



L.A. 9月7日(土曜日)晴れ

<店長 in Los Angeles でございます>

すっかり気分はアメリカ人、店長です。
ダウンタウンを拠点にL.A.中を駆け巡る買い付けも今日で3日目。
到着のその日から有名・無名の優良ショップを走り回り、店長夫妻納得の、良いものだけをピックアップしています。

今回の買い付けをコーディネートしていただいたL.A.在住の素晴らしいご夫妻のご紹介をはじめ、詳細は Comming Soon!


 ダウンタウンは今日も快晴。








 街全体がアンティークモール。
 とても1日では回りきれません。






 雑誌でも紹介されている
 有名カントリーショップ。






 

さあ、ロスもあと1日を残すのみ。ローズボウルで締めくくりです。
それではみなさま、帰国まで今しばらくのお待ちを!



9月2日(月曜日)晴れ

<ドゥユゥリメンバァ・・・>

セプテンバーである。
秋なのである。
LP持ってたのである。
でも本文とは全然関係ないのである。


「ルイ・ヴィトン表参道」
全世界の売上の約3分の1を占める日本市場に世界最大級の直営店がオープン。今朝のワイドショーでやってましたが、やはりすさまじい人気ですな。

しかしセレブ達の集う前夜祭のパーティは良しとして・・・

ショップ前には、2日前から並んでるタンクトップに腰ばきズボンのお兄ちゃんたちや、明け方から座り込んで「記念品かオープンの安売り」を期待していたおばちゃんグループ。
表参道限定品のバッグが速攻で売り切れ、そしてその日のうちにネットオークションでプレミア価格。

日本人の手にかかると、世界の一流ブランドでさえ猫も杓子もヤンキーも、の「単なるファッション」に成り下がってしまうのか。

キティちゃんの健康サンダルを履いた茶髪の肩にルーピング。
立っている場所はスーパーの100円均一。

違うやろ、それ。


<追記>
9月3日現在、表参道限定品モノグラム「レシタル」定価\47,000は、yahooオークションで約40点出品されており、入札のある最高額は\130,000!
手に入らなかった人も多いのになぜか一人で数点もの出品も。
「やくざの割り込みトラブル多数」という出品者談もあり。
たまごっちより儲かるもんな。

ルイ・ヴィトンの社員章までオークションにかかる不思議。